１９３９年。ウイリアムスポート在住のカール・ストッツという人が、近所の子どもたち１２人でチームを結成したのが始まりです。
野球好きな９～１２歳の少年で作られた、たった３チームの小さな団体でしたが、やがて４７年には第１回の世界選手権が開催されるほど、世界にも広がっていきます。
現在では１００を超える国と地域で、約７０００リーグ３００万人が参加。発祥の地・ウイリアムスポートには、いまでもリトルリーグの世界本部が置かれており、毎年夏に世界大会が行われています。
2017年は東京北砂リーグが、日本代表として11度目の世界一に輝きました。（詳しくはこちら）

リトルリーグでは３年生の夏まで、ティーボールで野球の基礎を身につけます。
ティーボールとは、ピッチャーは投球せず、バッティングティーにのせたボールを打つ競技で、ピッチャーが投げないという以外はほぼ野球と同じです。小学３年生の体育の授業にも採用されています。

ピッチャーが投げないことにより、ボール球や打ち直しがないため、試合がスピーディーに進み、また初心者でも簡単に打つことができるので、子供が飽きることなく野球を覚えることができます。
ボールはセーフティーボールという硬球と同じ大きさで、やわらかいボールを使います。
それ以外の興奮と感動は野球とまったく同じ！　ティーボール大会は毎年パパ、ママの盛り上がりもすごいです。

年齢	カテゴリー (注1)	投手－本塁間	塁間	外野フェンス	離塁（リード）	投球数制限
９歳以下	ジュニア	14.02m （46ｆｔ）	18.29m （60ｆｔ）	45.72ｍ（150ｆｔ）	なし	投球なし（注2）
９～１１歳	マイナー	14.02m （46ｆｔ）	18.29m （60ｆｔ）	60.96ｍ（200ｆｔ）	なし	50～75球/日
11～13歳	メジャー	14.02m （46ｆｔ）	18.29m （60ｆｔ）	68.58ｍ（225ｆｔ）(注3）	なし	75～85球/日
メジャー／ｲﾝﾀｰﾐﾃﾞｨｴｲﾄ		15.24m （50ｆｔ）	21.34m （70ｆｔ）	68.58ｍ（225ｆｔ）(注3	あり	75～85球/日
一般（参考）	中学生以上	18.44m （60.5ｆｔ）	27.43m （90ｆｔ）	121.92ｍ（400ｆｔ）	あり	通常なし

注1）カテゴリー間のステップアップは毎年夏頃です。初心者は年齢にかかわらずジュニアから始めていただくことがあります。
注2）ジュニアはティーボールのため投手は投球しません（下記参照）。
注3）200フィートで試合が行われることもあります。

リトルリーグでは子供の成長に合わせて、下記のようにジュニアからメジャーまで年齢別カテゴリー毎にグランドサイズとルールが少しずつ変わります。
マイナーまではリードがなく、「投げる」、「打つ」に集中することができます。
また、肩・肘の怪我防止のため、年齢と登板間隔ごとに厳密に投球数制限があります。
したがって１年生から中学１年まで、年齢に合わせて思い切り、かつ安全に野球を楽しむことができます。